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歯科医院の物件は居抜きが良い?失敗しないチェックポイントを紹介

2022.08.13お役立ちコラム

飲食店など設備機器に費用がかかる業種は、居抜き物件を利用することが多いですが、実は歯科医院にも居抜き物件があります。
歯科医院の場合、歯科ユニットやバキュームなど高額な費用がかかる設備が多いので、居抜き物件を選ぶことで開業費用を抑えることも可能です。

ここでは、居抜き物件のメリットやデメリット、成功させるポイントを紹介します。

歯科医院の物件は居抜きが良い?失敗しないチェックポイントを紹介

歯科医院物件の種類

歯科医院物件には種類があるので、まずはどのような種類があるのかをチェックしましょう。

新築

新築は、名前の通り新しく建築して開業するスタイルです。
新築であれば、レイアウトの自由度も高く、自宅を併設できることもあるので、理想的な歯科医院を作れます。

ただし、土地の購入や新築費用などが高額になるため、自己資金に余裕がないと厳しいかもしれません。

テナント

歯科医院開業でもっとも多いのが、ビルや商業施設、商店街のテナントを借りるスタイルです。
テナントであれば、人が集まりやすい場所に開業できるので、集患しやすいというメリットがあります。

ただし、駅近やショッピングモールなどは家賃が高いので、初期費用が高額になります。

居抜き物件

歯科医院が閉院した物件を、原状回復せずに設備が残ったまま借りられるのが居抜き物件です。
設備の譲渡費用はかかりますが、新品で設備を揃えるよりは初期費用を抑えることができます。

物件数は少ないですが、最近は歯科医院専用の居抜き物件サイトもあるので、興味がある方はチェックしてみましょう。

居抜き物件のメリットについて

まずは、居抜き物件にどのようなメリットがあるのかみていきましょう。

開業資金を抑えられる

一番のメリットは、開業資金を抑えられることです。
歯科医院の居抜き物件であれば、歯科ユニットやバキューム、コンプレッサーなどの診療設備が揃っています。
また、規模によっては歯科用レントゲンやCTが残っていることもあります。

これらの設備は、新品で揃えると高額な費用がかかるため、再利用が可能であればその分の費用を抑えることができるのです。

マーケティングしやすい

もともと歯科医院を経営していた場所なので、マーケティングがしやすいのもメリットです。
新規で歯科医院を経営するとなると、需要の見極めが難しいですが、すでに経営していた場所であれば、記録や口コミなどから集患率を予想できます。

また、前の医院の評判によっては患者様を引き継げることもあるので、早期に経営を安定させる効果が期待できるのもメリットです。

居抜き物件のデメリットについて

居抜き物件にはメリットがある反面デメリットもあるので、チェックしておきましょう。

リフォーム費用が高額になることも!

内装が古すぎたり、設備が劣化したりしていると、リフォーム費用が高額になるというデメリットがあります。
場合によっては、新規開業と同じぐらいの費用がかかることもあるので注意しましょう。

前の歯科医の影響を受けることがある

閉院した歯科医院の評判が悪かった場合、新しく開業をしたとしても、悪い評判の影響を受けることがあります。
中には、経営を引き継いだと勘違いする人もいるので、「前の治療をやり直して欲しい」などクレームが入ることもあるかもしれません。

ただし、このデメリットは前医院の評判などを調べれば防げるので、契約前にしっかり確認しておきましょう。

居抜き物件で開業を成功させるポイント

居抜き物件は、優良物件であれば設備も患者様もそのまま引き継げるので、新規物件での開業よりも早く成功しやすいです。
しかし、優良物件でなければ失敗する可能性もあるので、成功させるポイントを今一度チェックしておきましょう。

内装や医療機器は自分の目でチェック

内装や医療機器は、必ず自分の目でチェックしましょう。
特に、医療機器に関して仲介業者は素人なので、劣化しているかいないかを正確に判断することができません。

見た目が新しそうでも、ちゃんと機能するとは限らないので、厳しい目で確認することが重要です。
また、中にはリースが組まれている機材があるかもしれないので、こちらに関してもしっかり確認しておきましょう。

閉院した理由を把握しておく

閉院理由が「院長の高齢化」や「体調不良」、もしくは亡くなってしまったなど、経営を続けるのが難しい明確な理由があれば問題ありません。
しかし、「評判が悪く集患できなくなった」という理由であれば、同じ場所に開業するのはリスクしかありません。

いずれにしても、理由はしっかり把握してデメリットを回避することが成功するコツになります。

居抜き物件は細かい部分までチェックしよう!

居抜き物件は、資金調達が難しい場合やできるだけ費用を抑えて開業したい場合にはおすすめです。
ただし、デメリットで解説したように設備が劣化していれば買い替えが必要になるので、細かい部分までしっかりチェックしましょう。

物件数が少ないから、と慌てて契約してしまうと逆に高くついてしまうので、開業を手がけている設計事務所などに相談するのがおすすめです。

株式会社ismでは、内装のデザインや設計で多くの歯科医院の開業をお手伝いしておりますので、開業でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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