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クリニックのキッズスペース 子供が安全に楽しめるキッズスペース作りのポイント
2023.10.13お役立ちコラム
診察の待ち時間中に、小さなお子さんが遊べるキッズスペースを設けているクリニックが増えてきています。
お子さんが飽きずに安全に遊べる環境はどう作れば良いのでしょうか？
本記事では、キッズスペースを設置するにあたっての作り方のポイントを詳しく解説します。
クリニックにキッズスペースを設けるメリットは？
小さなお子さん連れで受診を希望される患者のために、待合室の一画にお子さんが遊びながら待てるキッズスペースを設けているクリニックが増えてきています。
キッズスペースを設けるのには、以下のようなメリットがあります。
小さなお子さんのいる保護者が通院しやすくなる
未就学児のお子さんがいる母親でクリニックで受診する必要がある場合、お子さんの預け先を見つけるのが難しいこともあります。
しかし、診察室内は狭くて安全性も確保できないため、小さなお子さんを連れて受診室に入ることはできません。
クリニックにキッズスペースがあれば、子供連れで来院しても、お子さんはキッズスペースで遊びながら待っていることができるので安心です。
子供が通院を嫌がらなくなる
小児科や小児歯科医などお子さんが受診するクリニックは、「注射される怖い場所」「待ち時間の長い退屈な場所」という先入観から通院を嫌がるお子さんも少なくありません。
楽しく遊べるキッズスペースがあれば、待ち時間も遊びながら待てるので、受診への恐怖や抵抗を和らげることができます。
キッズスペースが楽しく遊べる場所なら、「またお医者さんに行きたい！」「次いつ来るの？」と、通院を楽しみにしてくれます。
子連れだけの待合室なので気兼ねしない
一般診療所などで大人も子供も受診するクリニックでは、他の患者さんの迷惑にならないように小さなお子さんを静かに待たせるのは大変です。
キッズスペースは子供連れの来院者だけが利用するスペースなので、お子さんが立ち歩いたりお喋りしたりするのを厳しく注意する必要はありません。
他の患者さんに気兼ねせず、お子さんにも無理をさせず、診察までの待ち時間をリラックスして過ごせます。
安全で楽しいキッズスペースを作るポイント
キッズスペースは小さなお子さんが安全に、かつ楽しく遊べる場所であることが大切です。
ここからは、キッズスペースを作るポイントを紹介します。
キッズスペースと待合室は明確に分ける
キッズスペースは待合室の一画に設けられることが多いですが、一般の待合室とキッズスペースは明確にエリア分けすることが大切です。
おもちゃを収納する棚やハーフウォールなどでエリアを仕切り、独立した空間としてデザインしましょう。
また、お子さんが勝手に外に出てしまわないよう、出入り口を一箇所に絞ることも重要です。
安全を意識したロケーションを選ぶ
キッズスペースで待つお子さんの安全性を確保できるように、キッズスペースは受付から目の届く位置に設置しましょう。
また、お子さんが勝手にクリニックの外に出てしまわないよう、出入り口からは離れた場所を選ぶことも大切です。
安全性のある素材やデザインを選ぶ
キッズスペースでは小さなお子さんがケガや事故を起こしにくい環境作りを心がけましょう
床や壁はクッション性のある素材、家具は角のないものがおすすめです。
お子さんが安全に遊べるおもちゃを用意する
キッズスペースを利用するのは5歳以下の未就学児のお子さんがほとんどです。
5歳以下のお子さんは小さなおもちゃなどを誤って飲み込んでしまう可能性があるため、レゴなどの子どもの口に入る大きさのおもちゃは置かないようにしましょう。
クッション性のあるウレタン素材でできた積み木、知育系の木製パズル、おままごとキッチンや電車セットなどが人気です。
おもちゃの素材は定期的にクリーニングして消毒できる、木製やプラスチック製のものを選びましょう。
絵本を用意する
キッズスペースにはおもちゃだけでなく絵本を用意するのもおすすめです。
絵本は赤ちゃん向け、2～3歳児用、4～5歳児用、小学校低学年用など、幅広い年齢のお子さんが楽しめるものを用意しましょう。
絵本を収納する本棚は、表紙が見えるように立てて収納するタイプのものを選ぶと、子供が手に取りやすいです。
まとめ
クリニックの待合室にキッズスペースを設けると、小さなお子さんを連れた患者さんも通院しやすくなるので、他のクリニックとの差別化に有利です。
また小児科や小児歯科医など、小さなお子さんが通院するクリニックでも、楽しいキッズスペースがあれば「また、来院したい」という気持ちを持ってもらえます。
内装のリフォームを計画しているクリニックでは、ぜひキッズスペースの設置を検討してみてください。
