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店舗内装工事の流れを解説 内装工事にかかる期間や費用相場も教えます!
2023.10.27お役立ちコラム
店舗の内装工事にはどのような種類の工事が必要なのでしょうか?
また、内装工事にはどのぐらいの費用がかかるのでしょうか?
本記事では、店舗の内装工事に含まれる工事の種類、内装工事の費用相場、基本的な流れなどを詳しく紹介します。
店舗の開業やリニューアルを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
店舗の内装工事とは? 内装工事の種類や内容
内装工事とは既にできあがっている建物の内装を仕上げる工事です。
ビルや商業施設などの建物内に、新しく店舗を立ち上げる新規開店、既存店舗の内装を変えてリニューアルオープンをする際に行われます。
内装工事に含まれる工事とは?
一般的な内装工事には、床、壁、天井、間仕切り、建具などの工事が含まれます。
店舗の内装工事となると、電気、給排水、ガス設備などの設備工事も含まれることが多いです。
ここでは、代表的な内装工事の種類についてまとめてみました。
工事の種類 | 内容 |
軽量鉄骨(LGS)工事 | 壁・天井などの土台となる骨組みを作る |
石膏ボード工事 | 石膏ボードを軽量鉄骨の下地に張り付ける |
パーテーション(間仕切り)工事 | 室内空間を仕切るパーテーションを設置する |
塗装工事 | 壁、天井、建具などに塗料(ペンキ)を塗る |
クロス工事 | 壁や天井の仕上げに壁紙(クロス)を貼る |
床仕上げ工事 | タイル、フローリング、カーペットなどの床材を張り付ける
床の高さを調節する |
建具工事 | ドア、引き戸、障子、ふすまなど、開口部に入れる建具を設置する |
電気設備工事 | 照明器具、スイッチ、コンセント、メーターなどを設置する |
給排水設備工事 | トイレ、手洗い器、シンク、給排水の配管などを設置する |
ガス設備工事 | ガスコンロ、オーブン、フライヤー、ガス配管を設置する |
内装工事にかかる費用相場
店舗の内装工事にかかる費用は業種によって大きく異なります。
業種別の店舗内装工事にかかる典型的な費用相場は以下の通りです。
業種 | 平均的な内装工事費用(坪単価) |
飲食店 | 40万~80万円 |
カフェ | 25万~60万円 |
美容室、サロン | 25万~70万円 |
アパレル、雑貨店 | 20万~40万円 |
内装工事に必要な期間
店舗の内装工事にかかる期間は、工事内容や店舗の広さにもよりますが、内装工事業者の選定から竣工まで少なくとも3ヵ月、標準的には半年ほどの期間が必要となります。
工事期間が長引いてしまうと、予定通りに開業できないなど、店舗経営に影響を及ぼします。
内装業者との契約段階で、内装工事にどのぐらいの期間が必要なのかを明確にしておきましょう。
店舗内装工事の流れ
店舗の内装工事はどのような流れで進むのでしょうか?
ここからは、店舗内装工事の基本的な流れを紹介していきます。
内装業者選び
店舗の内装工事が決まったら、まずどの業者に工事を依頼するかを決めます。
内装業者を選ぶ時は、以下の点に気を付けましょう。
・同じ業種の店舗の内装工事の施工実績のある業者を選ぶ
・店舗のコンセプトや内装イメージを理解してくれる業者を選ぶ
・予算に合わせた提案をしてくれる業者を選ぶ
・明確な見積もりや工事スケジュールを提示してくれる業者を選ぶ
打ち合わせ・プランニング
内装業者を選んだ後は、打ち合わせを重ねて工事の詳細を決めていきます。
まず、店舗の部屋割りや動線を考慮した平面レイアウト図を作製してもらいます。
さらに、店舗のコンセプトやイメージに沿って、壁紙、塗装、建具、照明器具などを選定していきます。
この段階で予算を提示し、予算内に収まるような設計プランを立てることが重要となります。
見積もり・プランの見直し
店舗の設計プランが完成したら、工事費用の見積もりを提示してもらいます。
見積もりには何が含まれているのか、詳細を確認しましょう。
提示された見積もり額が予算を超えている場合は、設計プランを見直して費用を削減できる箇所がないか相談してみましょう。
契約
提示された設計プランと見積もりに納得したら、内装工事の契約を結びます。
契約書にサインする前に、追加工事の有無、費用の支払い方法、工事にかかる期間、アフターフォローや保証期間などの契約事項を細かく確認しましょう。
一度契約を結んでしまうと大幅な変更は難しくなるため、詳細を確認して少しでも不明な点は、サインする前に解消しておきましょう。
着工
内装工事契約書にサインをしたら、工事費用の半分を先払いし、いよいよ工事が始まります。
店舗の工事中は週に1回程度は現場の様子を確認し、進捗状況を確認しましょう。
工事途中で気になる点が出てきた場合は、早めに業者に連絡することが大切。
一旦工事が始まってしまったら大幅な変更をするのは難しいですが、細かな調整には対処してもらえます。
竣工・引き渡し
工事が完了したら、設計プラン通りに施工されているか、設備が正常に稼働するかなどを細かくチェックして、問題がなければ引き渡しとなります。
まとめ
店舗の内装工事にはいろいろな種類の工事が含まれており、多額の工事費用もかかります。
予め内装工事にかかる費用や基本的な流れを理解しておくことで、新店舗の開業やリニューアルオープンがスムーズをスムーズに行うことができます。
どんな業種の店舗でも内装工事の基本的な流れは同じなので、本記事で紹介した段取りを参考にしてください。